願いの気づき方

願いに気づく!「得意の罠」について解説

いとま

こんにちは糸間ゆうです!僕は一カ月でやりたいことに気づくカウンセリングサービスを行っています。

今回の記事では、カウンセリングの専門家である僕が自分の「好き」を見つける中で、陥ってしまいやすい「得意の罠」についてご紹介します。

この記事は、こんな人におすすめ!

  • 自分が何がしたいのか分からない
  • 今の仕事は安定しているけど、これでいいのか悩む
  • 今の仕事を続けるのがしんどい
  • 現在休職や退職をしていて、何かを始めなきゃと思っている

この記事で紹介する「得意の罠」とは、自分が何かを始めるときについついしてしまう考え方で、自分が本当は何がしたいのか分からなくなってしまう原因の一つです自分の「好き」を知るために、是非知っておいたほうがいい項目になります。

「得意」なことばかり考えすぎている

今の社会は義務教育、高等教育を経て会社に就職すると自分の「得意」を知る機会は与えられていても、自分の「好き」を考える機会はほとんど与えられていません。

自分が理数系だと思っている方は、事務系や細かい作業、数字に強いかもと考える。
自分が文系だと思っている方は、会話や接客が得意かもと考える。

自分が何が「得意」なのかは、これまで生きてきて考える機会はたくさん与えられています。

  • 学校の授業
  • 学校のテスト
  • 大学受験
  • 部活
  • 就活(適性診断)
  • バイト  などなど

他人と評価する(させられる)ことで、それが自分には「得意」なんだと知ることができます。

勿論自分が何が「得意」なのかを知っていることはとても重要なことです。
仕事にするなら「得意」なほうが勿論いいし、やりやすいほうが良いに決まっています。

いとま

就活の敵性診断やストレングスファインダーなどで自分の「得意」を知れる機会はたくさんある。そこから大抵は自分に適性がある職に就く場合が多いです。

今の社会は学校教育で自分が何が「得意」なのかを知り、自分の適正に合わせて職を選んでいる人がすごく多いです。

しかし実際は、就職して一年目ですぐに会社を辞めたり、会社を休職する人の数は年々すごい勢いで増加しています。これだけ自分の「得意」を考えてきたのに、「これじゃないかも」「なんかもやもやする「しんどい」と思っている人がたくさんいます。

自分が分からなくなる

競争社会にいるのだから、確かに自分の「得意」で人生を考えることは確かに重要です。
しかし、「得意」なことばかり考えすぎていると、自分の心には辛い思いをさせてしまっています。

  • 自分は本当は何が「好き」?
  • 自分は何をやっていたら嬉しい?
  • 自分は何をやっていたら楽しい?
  • 自分は何に熱中できる? などなど

いつの間にか、自分が分からなくなって自分が何が「好き」だったかさえ分からなくなってしまいます。

現代の社会では自己肯定感や、アドラー心理学が流行っていますがその根っこは、自分に自信がないからです。そしてなぜ自信がないのか。それは、自分が自信に持っていた何かを忘れてしまって、自分が何者か分かっていないからです。

いとま

最近は自己肯定感アップのセミナーや、アファメーション、ポジティブシンキングなど良く聞きますが、あまり効果が出ない理由は自分が何者か分かっていないことに原因があります。

「得意」を「好き」と勘違いしている

自分が何が「好き」か分からない、という疑問だけでなく、自分の「得意」なことを「好き」だと勘違いしてしまっている場合もあります。

僕は高校生の頃数学が好きでしたが、それは他の生徒より問題が解けて、点数が高いから「好き」なのであって、単純に数学というものはさっぱり「好き」ではありませんでした。自分が単に人より点数が取れるから、「得意」だったから、それを「好き」と誤解してしまっていまいた。

いとま

そもそも学校の勉強は全く「好き」じゃありませんが、当時の僕は受験とか諸々を控え「好き」と思い込もうとさえしていた気がします。

自分の「得意」なことを「好き」だと勘違いしてしまって、そのまま突き進んでいくと、その歪さに心や身体が壊してしまう場合もあります。

もし「自分はこれが好きだ」と思っていても、本当にそれが「好き」なのか少し時間を掛けて考えてみてください。

「好き」と「得意」の簡単チェック

  • Q.休みの日でもやりたい?
  • Q.疲れていてもやりたい?
  • Q.飽きる気がしないという思いは湧いてくる?
  • Q.会社や上司に強制されなくても、やりたい?

全て「はい」と答えれけばそれは自分の「好き」なことです。しかし「いいえ」が大半を占めていればそれは自分の「得意」なことです。

「好き」なことは能動的に「やりたい」と思う意欲が湧き、自発的に動こうとします。
「得意」なことは受動的に強いられていて、やらなければいけないという感情が湧きます。

本当に「好き」なこと

本当に「好き」なことというのは、特に理由らしい理由がありません。
単にそれをやっていること、その動作をしていることが単純に好きで、自分の環境や他人は一切理由付けに関係してきません。「好き」とは、単にそれが「好き」だから「好き」というだけです。

「好き」なことの特徴

  • 理由がそれ以外にない
  • 自分の環境や他人が理由付けに関与しない
  • 大抵、動作の事が多い
  • の動作をいくら続けても飽きないと感じる  など。

子供の頃は自分が何が「好き」なのかは、考える必要もないくらいすぐに言えたと思います。
しかし、大人になって自分の「得意」ばかり考えすぎていると自分が何が「好き」なのか分からなくなってしまいます。

いとま

もし今、会社員をしていて「もやもや」していたり、休職・退職していて何か始めなければと思うのであれば、まず初めに自分が何が「好き」か考えてみてください。

自分の「好き」に気づく「人生のリハビリ」について以下の記事で紹介しています。

どちらを基準にするか

人生の指針を決める時「得意」で人生を決定してしまうと、本当はあんまり興味が無いことをずっとやり続ける状態を作ってしまいます。対して興味もないんだけど、でもなんか「得意」だし、周りよりも上手にできそうだからその仕事に就こう。そんな風に人生を決めてしまと、結局やりたくないことをやり続ける人生になってしまいます。

生きるためには会社員でも、フリーランスでも自営業でも企業でも、何かしら仕事をやる必要があります。
仕事は自分の人生の大半を占める時間でもあります。

そんな仕事を「得意」で決めるよりも「好き」で決めた方が、少なくとも人生を強いられるように過ごすことは無くなります。

いとま

勿論「得意」で決めたからと言って幸せになれないなんて言うつもりはありません。ただ、もし今、仕事や将来について悩んでいるのであれば、せっかくなら自分の「好き」で決めたほうが、楽しいことは間違いないです。

結局、「好き」で仕事を決めようと、「得意」で仕事を決めようとどこかしらで努力は絶対に必要になる。
どっちを基準にしても、しんどいと感じる日は来るかもしれません。
ただ少なくとも、そんなしんどい環境に陥ったとしてもそれが「好き」であれば、その瞬間を楽しめて、乗り越えられる可能性が高いです。

「好き」を基準にして選んでいたほうが、一番合理的だと僕は思っています。

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