休息法

【休息法】仕事や勉強の合間に効果的な休み方を解説!

社会人の方で業務に追われていたり、学生など受験勉強の範囲は広くたくさん勉強しなければなりません。
しかし、長時間働いたり、勉強したりすることが実は生産性を下げる原因となっています。
本日は、仕事や勉強を効率よく続けるため、合間の効率的な休み方について解説していきます。

長時間働くことのデメリットと生産性の関係

私たちは高い生産性を求めて仕事や勉強に励んでいますが、長時間働くことは実は生産性を下げる原因となります。2015年の研究では、週に48時間を超える労働時間は生産性を低下させると結論づけられました。長時間労働は疲労やストレスを引き起こし、ミスや事故、病気のリスクを高めます。

週の労働が48時間以下の場合:週単位の成果は費やした労働に比例する
週の労働が48時間以上の場合:時間単位当たりの生産性が下がる疲労や病気のリスクが高まる

ポイント

長時間労働によって生産性を高めようというのは難しい。
平日5日働くと仮定して:生産性を保って働ける時間は9時間30分程度

もし、長時間労働をしている方であれば、残業している時間に効率よく作業できているか考えてみる必要があります。
一日に生産性を保てる時間は限られているため、その時間内に終わらせられないか考えてみましょう。

かといって、「こなさなければいけない仕事があるのだから残業しなければいけない」ということもあると思います。
私も会社員時代、繁忙期で月の残業時間が100を超えていました。
集中力が落ち、効率よく仕事ができていないことは分かっていましたが、それでもやらなければならない仕事が多くありました。
終電で帰って、始発で会社にいって、時には泊まることも。

そんな時でも、なんとか生産性を保つ方法は適度に休憩をとることです。
休憩をとることによって、集中力を維持し、パフォーマンスを高く保つことができます。

次の章で効果的な休憩の方法をご紹介していきます。

合間の休憩法1:疲れる前に休憩する

効果的な休憩法の1つ目は、「疲れる前に休む」ことです。長時間集中して仕事をすると集中力が低下し、休憩を取っても回復が難しい状態に陥ります。そのため、定期的に短時間の休憩を挟むことが重要です。

かといって仕事が忙しいと休憩を取るのも忘れて一心不乱に仕事をしていたりします。
仕事があるのだから休む暇がないと思わるかもしれません。
でも、逆に休憩を取らない方が生産性は落ちてしまいます。

作業に集中しすぎてしまう人はタイマーをセットしたりして定期的に休憩をとり、5分でもいいので仕事から自分を切り離すことで集中力をキープすることができます。

ポイント

疲れる前に短時間の休憩をちょこちょこ挟むと効果的!

合間の休憩法2:目と脳を休ませる

良い休憩とは、脳をオフにしてリラックスすることです。疲れた時に目を閉じることでアルファー波が発生し、集中力を高める効果があります。逆に、スマートフォンの使用は脳を疲れさせるため、休憩中には避けるべきです。目を閉じて瞑想をするか、無意識に過ごす時間を持つことで脳の回復効果が得られます。

目を閉じる、机に突っ伏して眠る

休憩時間にスマホをいじる

目のリラックスには濡れタオルなども効果的

レンジでチンした濡れタオルを目元に充てるととても気持ちがいいです。
ただ、職場で実践するのはちょっと恥ずかしいかもしれません。
そんな方は目元を温める使い捨てのアイマスクや電熱式のものがおすすめです。
電熱式のアイマスクは2000円~3000円程度です。比較的安いので買ってみるのもおすすめです。

ポイント

目を閉じることで眼精疲労と脳を休められる

合間の休憩法3:軽い運動をする

運動は、効果的な休憩法の一つです。デスクワークなど同じ姿勢のままずっと作業をしている人に効果的です。
短時間の運動でもリフレッシュ効果があり、仕事の合間にできる運動を取り入れることが大切です。ストレッチや階段の昇り降り、アイソメトリクスなど、簡単な運動でも効果があります。座り続けることは健康に悪いため、立ったり歩いたりすることで脳のパフォーマンスが高まります。

オフィスでもできる運動

  • オフィス内を歩く、うろうろする
  • ストレッチ(首、肩回り)
  • 10秒だけ全身に力を入れる(アイソメトリクス)

アイソメトリクスって何?

アイソメトリクス(Isometrics)は、筋肉を収縮させる運動の一種です。この運動では、筋肉を長く伸ばす動きや曲げる動きは行わず、筋肉を固定した状態で力をかけることによって筋肉を収縮させます。具体的には、一定の角度で関節を動かさずに、筋肉を押し付け合うような動きを行います。
一般的に、アイソメトリクスの運動は短時間で行い、数秒から数十秒間キープすることが一般的です。例えば、壁に手を押し付けたり、机に手を押し付けたり、体を支えるために壁を押すなどがアイソメトリクスの例です。

まとめ

長時間働くことによって生産性を高めるのではなく、上手に休憩することによって集中力を回復させ、生産性を向上させる方法を紹介しました。疲れる前に休む、目と脳を休ませる、運動するという3つの休憩法を活用することで、効率的な仕事や勉強ができるようになります。

ぜひ皆さんもこれらの休憩法を取り入れて、日々の生活を充実させてください。効果的な休憩は生産性を向上させるだけでなく、健康や心の安定にも繋がります。タイマーをセットして休憩を忘れずに取り入れ、集中力を持続させることを心掛けましょう。素晴らしい効率的な生活を送るために、最強の休憩法を活用しましょう!

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