精神法

【本気になる方法とは?】潜在意識について解説

こんにちは!休職者向け心理カウンセラーのいとまです。

誰しも、叶えたい夢や願いを持っていると思います。ただ、実際は夢を叶えられるのはほんの一部です。
夢を叶える人とそうでない人の違いは何なのか考えて行った時,それは最初の思い込みが足りていないのだと考えられます。

また,「必ず成功できる」「必ずできる」など「必ず」という言葉には強い力がありますが,実際「必ず」と口にしていながら内心ではそれが達成できるか不安があったりします.
人は何か成功したいとき,「必ず」と信じることができるようになる,「本気」になるにはどうしたらいいのかご紹介していきます。

「本気」になれる方法の身につけ方

いろいろと説明する前に先に「本気」になれる方法の身に着け方を紹介します。

本気になる方法は本心で思い込むことです。何を当たり前のことを思うかもしれませんが、本心で思い込むことはすごく難しく、強烈な感情が必要です。人は多くの種類の感情を持っており、「夢をかなえたい」と思う一方「そんなの無理だ」と思う自分もいます。

表面的に思うだけでは効果がなく,シラけた思いを心の奥(潜在意識)で思ってしまうとマイナスの効果を生んでしまい夢が叶えづらくなってしまいます。ただ,本心で思い込むことができれば,自分の夢や願いをより叶えやすくなります。

「本気」になる方法=本心で思い込む(強烈に思い込むことが重要)

また,本心で思い込むためには二つの条件があります。

本心で思い込む条件

①情報の遮断による理性的判断の抽出
②暗示

この二つの条件を満たすことができれば潜在意識を有効的に活用することができます。

普通に生活していて,二つの条件が満たせる状況は意外と少ないです。情報を遮断したくても生活している限り,目や耳からさまざまな情報が入って来ますし,暗示についても人からされることはまずないと思います。

しかし,私たちは毎日6〜7時間程度睡眠をとっています。睡眠をとっている間は情報を遮断できる状況であり,また眠る前に自分に暗示(叶えたいことを口にしたり想像したりする)のようなことをしておけば効果が出やすいです。

見えないものを軽視すると?

「必ず」という言葉を信じるためには,人の心の構造を知ることが大切です.
そうして,心を大事にすることから始めていき,物ではなく心を重視することによって「必ず」という言葉を信じ切ることができてきます.ではそもそも,物を重視する考え方とはなんでしょうか?

物を重視する考え方=「目に見えるもの」のみに囚われた思想

近代・現代思想は「目に見えるもの」のみを相手にしており,17世紀デカルトによって思想が確立され,その後ヨーロッパ文明に普及していきました.

デカルトの思想

  • この宇宙は一つの例外を除いて物質しか存在しない.
  • 物質は力学(物理)の法則に従って動く.
  • 人間の肉体を一種の「機械」と捉える.
  • 物理の世界で全てのことを「数量」で表せる(数量化を重視)
  • 一つの例外とは人の理性(物質,見えるものを見て,判断する能力)

デカルトは理性で識別・判断できない「見えないもの」を無視し、人が偉大な理由は理性にあると考えた(理性万能を唱えた)

ただ,現代の考え方は行き詰まりが生じていると考えられています.学校の教育であったり,社会では精神病うつ病が現代病となっています.目に見えないものをおざなりにしていた結果,心の考え方であったり,人間性など偏りが生まれたりしてしまっています.

人の心は理性より本能の方が大きい

では、確かなものや本当の意味で頼ることができる考え方があるのかと言うと、それに最もと近い答えがフロイトが実証した「潜在意識」だと考えられます。

デカルトは「人の偉大な点は理性」と考え、「理性を用いればなんでも理解できる」というのが、近代的な思想です。ただフロイトという心理学者はそこに疑問を投げかけ、そんな簡単なものではないと言っています。

フロイトが様々な実験を行った結果、
人間が心の中で感じること(知覚)や、考えること(理性)に相当する部分は、心の働きの多くとも20%にしか過ぎないとを証明しました。知覚の中には見る・聞くなど五感が含まれていて、このように感じたりする心を「表層意識」と呼んでいます。

また、残りの80%の部分についてですが、フロイトは実験の結果、本能や習慣などが残りの部分に当たると証明しています。表面的に見えない心なので「潜在意識」と呼ばれています。

ポイント

表層意識:知覚や理性 心の働きの多くて20%を占める
潜在意識:本能や習慣 
心の働きの80%以上を占める

潜在意識というと、なんとなく厨二的に心をくすぐられてしまいますが、簡単に言うと「盲目的な心」のことで、普段抑圧されていたり自分では気づきにくい考えのことを言います。

【今の仕事を考えた場合】
偶然や流されて今の仕事に就いているかもしれないが、根本的には子供の頃の予感と同じような未来になっている。

【異性への態度を考えた場合】
妻子がいたり、彼女がいて道徳的に良くないことだとわかっていても気になる娘がいたら関心が募ってしまう。

普段の何気ない動作で人は割と潜在意識に支配されていることがわかると思います。

まとめ

本気になる方法について解説しました。
以下に本記事のまとめを記載しています。

要点だけまとめ

・見えないものを軽視すると,心や精神の考え方に偏りが生まれる
・人の心は理性より本能の方が大きい
 表層意識:知覚や理性 心の働きの多くて20%を占める
 潜在意識:本能や習慣 心の働きの80%以上を占める
・本気になるには,まず思い込むことから
・本心で思い込む条件は情報の遮断と暗示
・睡眠を活用すると効果的

叶えたい願いがあっても,どこか本気になれず行動が伴わない場合があります。
そんな時は少なからず,「どうせ」「でも」などマイナスな感情が内面にあったりします。
もしどうしても叶えたい願いがあったら,まずは本心で思い込むことから始めると結果に結びつきやすいです。

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