こんにちは!休職者向け心理カウンセラーのいとまです。
身体の症状や精神的疾患を理由に休職された方で、休んでいる期間に人生や仕事についていろいろと考えてしまうことが多いと思います。休職中の過ごし方や、休み方については以前解説させていただきましたが今回は人生の考え方について「人生が楽になる七つの思考」紹介していきたいと思います。
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私は休職していたとき、休んでいても落ち着かず、仕事の事だったり、お金のことについて不安に感じることが多かったです。何かと悩んでしまい、うまく休むことが出来ませんでした。会社を退職後カウンセラーの勉強を始め、人の心の構造だったり精神の整え方など知ることが出来ました。今回ご紹介している思考は休職していたとき知っていたらもっと楽に考えることができただろうな、と思うような思考をご紹介しています。
休職中は自分の人生について振り返ることもあるかと思いますが、あまり思いつめすぎず、少し楽に考えていきましょう。
目次
楽になる思考①:50%の法則
- 幸福な環境が100%だとその人はダメになる。
- 不幸な環境が100%でもその人はつぶれてしまう。
最も確実に人を成長させる環境は、幸福50%、不幸50%の環境です。
人生は常に暖かい側の人間が50%、冷たい側の人間が50%となっているようです。なら100%の人に好かれようと思うと、とても大変です。なんせ最初から冷たい側の人間が50%もいますから。
ちょっと誰にかに批判を受けても、半分は元から自分に冷たい側の人なんだ、と思うと人生が楽になります。
楽になる思考②:私が全て決めている
- 宇宙はもともとゼロの状態で、物事が淡々と起きている だけと考える。
- 捉え方は全部本人の趣味嗜好
自分に起きた出来事に良い悪いをつけているのは自分自身です。捉え方は全部本人の趣味嗜好なので、私が全てを決めています。
悪いことが自分に起きたと感じているのは自分の嗜好と合わないから。悪いと自分で決めています。
楽になる思考③:人生の脚本
- 人生の出来事は自分が書いた脚本通りだと考える
- 良い出来事、悪い出来事は自分で勝手に決めている
人生の出来事は納得できないようなことが時々起こります。ただ、その出来事が自分が書いた脚本通りだと思うことで、やってくる現象一つ一つに文句言ったり、悩んだりしなくなります。逆に自分が書いた脚本がどんな形にで表れてくるのか、わくわくしながら出来事を楽しむことが出来ます。
脚本に良い悪いはありません。良い出来事、悪い出来事は自分でかってに分けているだけです。淡々と過ぎていく現実を眺めつつ、楽しむことが一番人生がうまくいきます。
楽になる思考④:三秒で悟れる
人が悟るためには多くの修業が必要だとされますが、実際に悟る状態は簡単に試すことが出来ます。
- 一秒目:「今まで自分の身に起きたことは全て自分に必要だった」と思う。
- 二秒目:「現在自分に起きている全て」を受け入れる。
- 三秒目:「これから未来に起こる全て」を受け入れる。
過去の体験や今辛いと感じている状況がもしあるのなら、それは自分には必要だった。そしてそのまま受け入れてしまうと気持ちが楽になります。受け入れづらい。受け入れることが出来ないからこそ、人はその問題に悩みます。
楽になる思考⑤:頼み事は貸し借り
- 人間関係を貸し借りでとらえる考え方
- イライラせずに物事が進む
人間は基本的には良心の塊で、頼まれたことを嫌な顔をしないでやっていると頼んだ方の人の心に「借り」ができます。その「借り」は目には見えませんが、イライラせず快く頼まれごとをしていると、気性が荒い人や威張っている上司でもそれが「借り」になっていきます。
人間関係を貸し借りでとらえると、意外とイライラせず物事がスムーズにいきます。
頼まれた仕事は、頼んだ方に「借り」を頼まれた方に「貸し」を作る。どんどん「貸し」を作れる状況は有難いものに思えます。
楽になる思考⑥:理解はできない、だが受け入れられる。
- 全ての人間関係は、その人がその人であるということを丸ごと受け入れる、ことと考えてみる
- 相手の行動を理解する必要はない
- そのまま受け入れてみると案外楽になる
相手の行動、正確、言動。理解できないことは多々あります。ただ、理解はする必要はあんまりありません。目の前の人はただ、自分の価値観、考え方と違うというだけ。違いがある、ということを受け入れるととても楽になります。
妻と夫は互いに全然違うと認識すると喧嘩をしなくなるそうです。ちょっと嫌だなと感じる友人、会社の同僚、上司など、無理に分かり合おうとすると大変です。相手がそういうモノなんだなと、丸ごと受け入れる。それが一番楽です。
楽になる思考⑦:自分がどう生きていくか
- 自分以外を思い通りに動かすことを辞める
- 自分がどう生きていくか考えてみる
自分以外の人をいかに自分の思い通りにするかということで悩んでいる人が多くいます。しかし、自分以外の人を思い通りにするという考え方を辞めて、自分に注力してみる。
「自分がどう生きていくか」を考え出したとき、なんでそんなに人のことで悩んでいたか分からなくなります。
他人に「あーしてほしい」「こーしてほしい」と思って悩んでいる状態は他人に何かを求めている状態です。自分の求めている姿を他人に求めているため、求められている側の人は押し付けられているようで良い気がしません。口にしないでも心で思っているだけで、相手に伝わってしまうのでその考えだと物事が思うようにうまくいきません。
「自分がどう生きていくか」を自分の悩みにする。悩むなら自分の事で悩む。
そうすると意外と周りの人はうまく回っていきます。
まとめ
以上七つの思考についてご紹介させていただきました。
自分の人生の捉え方やどのように生きていくか、人は追い詰められているときに自分の根っこの部分があらわになるのかもしれません。
自分が本当は何をしたいのか、何がしたかったのかぜひ考えてみてください。
追い詰められ、それでも残った感情はきっと自分を助けてくれると思います。
本日は読んでいただきありがとうございました。