こんにちは!休職者向け心理カウンセラーのいとまです。
本日は傷病を理由に会社を退職した後、活用できる就労移行支援(リワーク)について解説していきます。
※就労のためのスキルが身についている方は転職エージェント(dodaチャレンジ、アットジーピー(atGP))の方があってるかもしれませんので、注意が必要です。
目次
就労移行支援とは?
障害のある方の社会参加をサポートする、国の支援制度で障害者総合支援法という法律があります。
就労移行支援は、障害者総合支援法に基づく就労支援サービスのひとつです。
一般企業への就職を目指す障害のある方(65歳未満)を対象に就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートを行ってくれます。
- 「何からはじめたらいいかわからない」
- 「身体に負担がかからない仕事があるか相談したい」
- 「そもそも自分が就労支援を受けられるか分からない」
一旦最寄りの就労移行支援サービス(リワーク)へ相談に行ってみることをおすすめします。
自分がリワークの制度を使えるのか、そもそもリワークって何?というところも聞くことができます。
就労支援の流れ
ここではLITACOワークスの例を挙げて紹介していきます。
LITALICOワークスは、精神障害(うつ病・双極性障害・適応障害・統合失調症など)・発達障害(ADHD(ADD)・自閉スペクトラム症(自閉症・アスペルガー症候群)など)・身体障害・知的障害・難病の方を対象とした就労移行支援事業所です。
就労移行支援LITACOワークス
STEP①登録
まずは就労移行支援サービスに連絡し相談に行ってみましょう。
↓以下、LITACOワークスの登録方法です。
①どちらでも大丈夫です。(相談だけなら「今は情報収取したい」をクリックしておきましょう)
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②現在の就職状況です。休職中の方は「休職」をクリックしましょう)
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③取得していたら対応する障害者手帳をクリックしましょう。
障害者手帳を持っている場合、次に等級の選択肢が出てきます。
障碍者手帳を持っていなくても就労支援は行えます。
障害者手帳を持っていなくても、医師の診断や定期的な通院があれば、自治体の判断により利用可能です。実際に障害者手帳を持っていなくても利用されている方は多くいます。
④現在の障害をクリックします。
⑤お住まいの地域をクリックします。
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⑥お住まい市区町村をクリックします。
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⑦個人情報を登録します。
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⑧登録したメールアドレスに登録用のメールが送られてきます。
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⑨メールアドレスの確認、本登録の手続きをクリックします。
⑩パスワードを設定します。
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⑪登録が完了となります。
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STEP②相談
- 半年後くらいまでには就職したい
- 体調が不安定なので、短い時間から始めたい
- ずっと休職していて人に会う機会がない
近くの就労移行支援サービスへ行ってみる
就職に向けての希望をききとりながら一緒に計画を立ててくれます。
また、抱えている悩みについて相談もできるため、制度がよくわからない人は一度相談に行って診ることをお勧めします。
一人ひとりにあった利用のペースや目的を計画してくれます。
STEP③準備
- スキルアップができる
- 実際に職場の見学ができる
- どの仕事が向いているか相談できる
就職の知識やスキルアップのための講座に参加できます。
生活リズムを取り戻しながら、自分が何に向いているか体験して考えることができます。
医療や他の福祉と併用ができます。また、現在在職中であっても利用が可能な場合があります。
※在職中の利用は自治体によって異なるので相談してみてください。
STEP④体験
- 企業インターンを行える
- 就活に必要なスキルを学べる
- 実際の職場を見れる
就活準備ができたら、実際の企業でいろいろな職種や職場を体験することができます。
希望がある職種を複数体験できるので、実際どんな仕事なのか就活前に知ることができます。
企業インターンとは?
企業での職場体験のことで、LITACOワークスでは4,500カ所以上のインターン先があります。
事務系、小売業、介護施設、飲食店、製造業などなど
STEP⑤就活
- 面接会に参加
- ハローワークの求人に応募
- 履歴書、職務経歴書など作成を支援
応募や面接など、サポートを受けながら就活を行えます。
また、書類の添削、面接の練習なども行ってくれます。
STEP⑥就職後もサポート
- 定期的な面談
- 就職後も相談できる
- 就職先の企業と就労支援のスタッフが連携して相談に乗ってくれる
就職後半年間、定期的な面談など支援があります。
定着支援の目標は、職場の中の様々な課題をご自身で発信し、職場の同僚などの支援を受けながら解決して自立していくことです。
就労支援はお金がかからない?
就労移行支援の自己負担月額は、前年の世帯収入に応じて変わってきます。
世帯収入は本人と配偶者の金額の合計であり、親の収入は換算されません。
LITALICOワークスでは、9割以上の方が無料で利用しています。(2016年5月時点)
就労移行支援の利用料金(LITALICOワークス)
LITALICOワークス
また、交通費に関して原則自己負担ですが、一部自治体で助成金を出してくれる場合があります。