こんにちは。休職者向け心理カウンセラーのいとまです。
「休日しっかり休んだのに疲れがとれない」
「いつも何かを気にしていて、心が疲れている」
「何かに集中することができない」
皆さんこんな悩みを抱えていないでしょうか。
そんな人は体ではなく、脳みそが疲れているかも知れません。
大抵「休息」=「身体を休める」と考えちですが、
軽い運動をしたり、温泉に行ったり、自宅でゆっくり過ごしても脳の疲れは取れません。
皆さん体の休め方は知っていても脳みその休め方を知っている人は少ないです。
本日は、脳みその疲れを取るために脳の休息法についてご紹介していきます。
目次
①もしかして「脳」が疲れている?
デスクワークが主流になっている現代へは身体がクタクタになるまで疲れることは昔より少なくなったと思います。しかし,肉体的な疲労が減った分,脳の疲労が顕著になっています。
パソコンの画面を一日中眺め,仕事のために頭を悩ませていると,脳みそがだんだん疲れてきます。
休日一日中寝ていたり,お風呂に浸かったり,しっかり休んだとしても自分の内面,脳みそが休んでいなければ本当の休息とは言いづらいです。脳みそ、心が疲れていると感じた時は一度マインドフルネスを実践してみましょう。
②そもそもマインドフルネスってなに?
マインドフルネスという言葉は最近よく耳にしますが、なんとなく瞑想したり、坐禅を組んだり、そんな印象を受けるかと思います。そもそもマインドフルネスとはどういったことを指すのか、説明すると、
「過去や未来に意識を向けず、“今ここ“に能動的に意識を向けること」です。
マインドフルネスの起源は原始仏教にあると言われており(※諸説あります)19世紀ビクトリア王朝時代のイギリス人がスリランカを訪れた際、マインドフルネスの概念に出会い、西洋に持ち帰ったこととなっています。そのため、もともとあった宗教的な考え方は薄く,実用の面に重きが置かれています。
また,マインドフルネスをより簡単に言うと,
「脳と心を休ませるための方法」とも言えます。
身体の疲れは眠ったり、お風呂に浸かったり,色々方法が思いつくと思います。しかし,脳みそや心を休ませる方法は,学校教育ではほとんど習ってきていないので,そもそも心を休ませる方法やその必要があるのか私たちは知らなかったと思います。
現代社会では,何かと仕事でマルチタスクが求められたり,いくつも仕事を抱えることがあると思います。その中で,肉体的ではなく精神的に疲れている人が多い中,マインドフルネスはとても有効的だと考えれられます。
③マインドフルネス呼吸法
注意力が低下したり,無気力やイライラを感じるのは、脳が疲労している証拠です。
その原因は意識が過去の出来事や体験を思い出したり,将来に対して不安を感じており,今ここ現在に意識が向いていない状態です.
現在に意識を向ける休息法をすることで疲れづらい脳に変えていくことができます.
①リラックスできる姿勢をとる
・椅子に座ったり,正座をしましょう(背筋が軽く伸びていれば大丈夫です)
・お腹の力は抜く(軽く揉んでほぐしておきましょう)
・手は太ももの上か坐禅をしているようなお椀型に組む
・目はできれば閉じる(開いていても遠くを見る)
②体の感覚に意識を集中する
・手先,足の裏と床,お尻と床や椅子など接触の感覚
・重力を感じる(体が地球に引っ張られる感覚)
③呼吸に意識を向ける
・鼻から喉,胸,お腹と呼吸が通っていく感覚を意識する
・呼吸は自然なリズムで(無理に長くしない)
・呼吸の数を数える
④意識が逸れてきたら
・雑念が浮かんできたら,呼吸だけに意識を集中する
・雑念は浮かんで来るのが自然なので,再度呼吸と体に意識を戻せばいい
④世界のトップ企業がマインドフルネスを導入している
現在、世界を代表する企業でマインドフルネスが導入されています。
マインドフルネスを導入したことにより、社員のストレスが三分の一に減少したり、従業員の医療費が大幅に減り、一人当たりの生産性が向上した事例などがあります。
⑤勝手に脳は疲れていく?
何も考えてない状態でも脳は勝手に疲れる
最近は瞑想などは一般的になってきましたが,脳みそを休めるには何も考えずぼーっとすればいいと考える人が多いかなと思います.
私も最初は脳みその疲れは眠ったり,ぼーっとしたり,体を休めていれば自ずと疲れが取れると考えていました.
しかし,何もしない状態,何も考えていない状態でも頭はエネルギーを消耗し続けている可能性があります.
まとめ
脳科学の脳の休め方についてご紹介しました。
現在仕事のほとんどが、肉体労働が減って、デスクワークが主流になっています。身体の疲れはあんまり感じないのに、頭が冴えて休まらない。
そんな方はぜひマインドフルネスを実践してみてください。
一日五分やるだけで、焦りだったりなんとなくの不安感などが減っていきます。