休職中

【休職中】お金の不安 二つの制度とおすすめする副業

休職中は心身を休めることだ第一です。ただ、症状が回復してくるとどうしても時間を持て余してしまい、会社の事だったりお金だったり何かと不安なことを考えてしまします。

考え込まないためにも、休職期間の時間を使ってスキルアップや副業準備をして時間を使うことをおすすめしています。

いとま

僕は休職中にブログを始めて、持て余していた時間を使うことが出来ました。

休職中に副業準備を始めることのメリットはたくさんあります。

  • たくさんある時間を有効的に使える
  • 作業をすることで悩む時間が減る
  • 作業をすることで自分の症状がどれくらい回復してきたか分かる
  • デスクワーク作業を復職する前から慣れておける
  • 会社を辞める場合でもお金の不安を減らせる

本記事では休職中の副業準備やおすすめの副業、注意点などについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。それでは内容に行きましょう。

休職中の副業は基本的にNGです。(ただし副業の準備はOK)

休職中の副業は実際に稼いでしまうと、会社の規則的にグレーだったり、傷病手当金をもらっている場合受給停止になってしまったりと注意が必要です。

  • 会社の規則的にグレー(バイトはまずバレてしまう)
  • 傷病手当金をもらっていると受給停止になる場合がある

ただ、副業を始めるためのスキルアップについてはお金が発生しないため自由に行えます。

いとま

休職中にブログを始めてもアフィリエイト広告を貼らなければ問題になりません。

症状がある程度回復してきて、家にいるのも暇だなと感じる方がいたら、仕事に復帰する準備として始めて見ることをお勧めします。

また、傷病手当金の注意点について次の記事で紹介しています。

休職中の不安は「症状」「寂しさ」「お金」の三つ

会社を休職したら不安に思うことは様々ありますが、主に感じる不安は三つに分けられます。

  • 自分の症状
  • 休職中の寂しさ
  • お金の不安

01.自分の「症状」

一つ目の不安に感じることは休職の原因となった「症状」についてです。

自分の心や身体について、いつ治るのか、良くなるのかなど不安に感じると思います。自分の症状については、医療機関を受診し医師の診断の元適切に処置していくしかありません。治療に長く時間がかかってしまう場合もあるため、「症状」についてはどうしても不安を感じてしまいます。

  • 病院に通ったり、心と体にいい習慣を身に着けることで改善できるが時間がかかる場合がある

02.休職中の「寂しさ」

二つ目は「寂しさ」についてです。

会社で働いていたときは、上司や同僚、取引先など多くの人と関わっていたと思います。それが休職するとぱたりと人と関わる機会が減り、一週間や一カ月誰とも会わないということがあります。

「一人でいられる方が気楽」「症状の回復には一人でいるほうがいい」と考えるかもしれませんが、あんまり人と会わないでいると逆に「寂しさ」を感じたりします。

  • 症状があるうちは無理に人と会わない方がいい
  • 元気になったら外を出歩く

03.「お金」の不安

三つ目は「お金」の不安についてです。

休職中に給料を払ってくれる企業もあったりしますが、大抵休職中は無給になってしまいます。
病院に通院している中でお金の不安を抱えているのは結構つらいです。貯金の残高を気にしたり、物を買うのをためらったり、精神的にあんまりいい状態とは言えません。

「お金の不安」について解消するためには職場に復帰するか、転職するか、いずれにせよ仕事に復帰する必要が出てきます。「傷病手当金」や「失業給付金」なども活用できますが、ずっともらえるわけではないので、「お金の不安」を払拭するためには「実際に稼ぐ」ことが必要になってきます。

  • お金の不安は「実際に稼いでしまえば」払拭できる(当たり前ですが)

休職中と退職後に利用できる二つの制度

①休職中に利用できる制度:傷病手当金 申請が簡単

傷病手当金とは、病気、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度。被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。

②退職後に利用できる制度:失業給付金 申請が簡単 

よく「失業手当」や「失業給付金」など呼ばれますが、正しくは雇用保険の基本手当となります。

労働者の生活や雇用の安定を目的とした保険で、離職して失業状態にある人が安定した生活を送りながら一日でも早く再就職できるように支援することを目的の一つとする制度です。

注意!(支給が中止されるかもしれない条件)

支給が中止されてしまう条件について次の通りです。

  • 傷病手当金受給中にお金を稼いでしまう
  • 失業給付金受給中にお金を限度額以上に稼いでしまう

上記の事項が該当すると支給が中止されてしまいます。休職中は”副業準備”にとどめ実際にお金を稼ぐのは後の方が安全に制度を利用できます。

副業を始める前に、心と体のチェック!

休職中は心身の回復が一番優先です。無理して副業を始める必要はありません。副業を始める前に、心と体がどれくらい回復してきたかチェックしてみましょう。

副業前の自分の状態の判断の目安は次の通りです。

  • 人に会いたいと感じる
  • 外出したいと感じる
  • 友人と会って会話ができる
  • 規則正しい生活がある程度送れる
  • 勉強、読書ができる
  • 散歩ができる、外出してもそこまで疲れない
  • 食欲が湧く、料理ができる
  • 掃除ができる
  • 人に会いたいと感じる
  • ※復職可能の判断の目安とほとんど同じです。

上記のチェックで特に「規則正しい生活が送れる」「勉強、読書ができる」は満たしておきましょう。
また、副業準備は暇つぶし、気晴らし程度の気持ちで始めて見ることをお勧めします。

休職中 おすすめ副業

おすすめの副業収益が出るまでの目安メリットデメリット難易度     
ブログ半年~1年以上  気軽に始められる。自分の好きなジャンルで稼ぐことが出来る。稼ぐまで長く時間がかかる。サイトや記事の分析が必要。普通
Webライター1カ月~2カ月様々な知識を身に着けられる。ブログをしている場合Webライターもある程度行うことが出来る。文字単価が1円未満だと稼ぎにくい。最初は報酬がとても低い。簡単
Web制作3カ月~半年Webサイト作成のスキルが身に着く。初心者でも稼ぎやすい。競合が多い。スキルが身に着くまで時間がかかる。常に勉強し続けなければならない。難しい
動画編集1カ月~2カ月初心者でも可能な案件が多い。動画編集のスキルが身に着けられる。1案件あたりの作業時間が長い。最初は報酬がとても低い。普通
プログラミング3カ月~半年将来的に役立つスキルを身に付けられる。仕事の単価が高い。スキルが身に着くまでとても時間がかかる。学ぶのにお金がかかる場合がある。難しい

1. ブログ(広告収入、アフィリエイト)

  • 好きな時に作業できる
  • 自分の趣味を仕事に役立てられる
  • 書いた記事は自分の資産になる
  • 長く続けたら収入が見込める(続けるのは根気がいります)

自分自身でブログを運営し、そこに広告を張り付けて誰かが訪問し、購入してくれれば利益を得ることができます。何か自分の得意な分野や趣味がある方にとって、苦にならない作業だと思います。

注意点

  • 収益を得るまでとても長く時間がかかる
  • 一年ブログを続けても月1万円稼いでいないブログは多い
  • ブログで稼げるようになる前に休職期間が終わってしまう可能性が高い
  • ブログで書いた記事は資産として持っておくことが出来るため、会社に復職しても副業として続けやすい

また、収益が発生するまで期間がいるということは、休職中ブログをやっていてもまず問題にはなりません(一応休職中は広告を載せないようにしましょう)。

傷病手当金を最長で受給できる期間は1年6カ月ですが、その期間に療養しつつブログを育てておいて、期限が来てしまったらブログに広告を載せて稼いでみましょう。記事数が100程度あれば月5万円くらいは稼ぐことは難しくないと思います(見込みですが)。

2. Webライター(クラウドソーシング)

  • PCとネット環境があれば始められる
  • 報酬は文字単価で決められる場合が多い
  • 最初は報酬がとても低い
  • ある程度文章が書けるまで慣れが必要

文章を書いたり読んだりすることが好きな方におすすめの副業です。

執筆はインターネットの情報を参考にしながら進めるので、よほど専門的な内容でない限り誰でもできます。
報酬は文字単価で決められる場合が多く、最初は0.5〜1円のため非常に安いです。実績がつくと2円や3円と単価アップが期待できます。

また、上で紹介したブログと合わせてはじめることで、自分のブログを育てつつ、Webライターも行うことが出来ます。
仕事をもらう場所はクラウドワークスやcoconala、クラウディアなどクラウドソーシングを利用して受注します。

【クラウドソーシングのサイト】

最初のうちは業務をとってくることが難しく単価が非常に低いです。しかし、慣れるとある程度まとまった収入を得ることもできるので、おすすめの副業です。

3. Web制作(クラウドソーシング)

  • お金を稼いでいく手段になる
  • 長期的な仕事依頼が来ることもある
  • 他の内職より安定して給与を得られる
  • 長期間の勉強が必須

Web制作とはWebサイト作成全般を行う副業でWebサイトの企画・デザインから作成までを担います。デザインと作成両方を行えれば高単価案件を受注できますが、初心者からスキルを身につけるのは最低でも1年以上かかるケースが多いです。
ただ、Web制作の作業の一つであるコーディングの作業であれば比較的簡単にスキルを身に着けることが出来ます。

【Web制作の流れ】

  • コンセプトの決定(どのようなサイトにするか決める)
  • Webデザイン(サイトの見た目を考える。Adobeソフトなどを活用)
  • コーディング(HTML、CSSを活用してデザインをブラウザ上で見える状態にする)
  • 設計・仕組み(CMS、PHP、JavaScriptを活用してサイトの機能を作りこむ)
  • テスト(サイトの表示や動作の確認)
  • 完成

実際一連の作業をできるようになるまで時間は非常にかかりますが、休職している間にWeb制作のスキルを勉強してみて、自分に合ってそうだと感じたら副業としてやってみることをお勧めします。

4. 動画編集

  • 初心者でも可能な案件が多い
  • 動画編集のスキルが身に着けられる
  • 1案件あたりの作業時間が長い、最初は報酬がとても低い
  • 編集には慣れが必要

動画編集の仕事は最近では当たり前になってきていますが、動画のカットやテロップを追加、音を載せたりする副業です。基本的にはクライアントから渡される動画を編集して作業を行います。クラウドワークスでは月収15万円~30万円ていど稼いでいる人が多いようです。

動画編集の案件例

相場の例)
 初回:2000円/本 
 採用後:4500円/本

必要なもの)
 ・PC(Macbookを使っている人が多いみたいです)
 ・編集ソフト(PremierProなど)

納品頻度)
 週1本~3本

5. プログラミング

  • スキルが身に着けば稼ぎやすい
  • 仕事の単価が高い
  • スキルが身に着くまでとても時間がかかる
  • 学ぶのにお金がかかる場合がある。

プログラミングは、Webサービスやアプリの開発、Webサイトの作成、データの分析などを行う仕事です。専門的なスキルが必要なため、ほかの副業に比べると難易度は高くなります。

経済産業省の調査では、2030年にIT人材が約59万人不足すると言われています。今からプログラミングを始めれば、将来的に副業の柱とできる可能性が高いです。

【参考:我が国におけるIT人材の動向】
IT人材不足は今後ますます深刻化し、2030年には約80万人程度まで人材の不足規模が拡大するとの推計結果が得られた。

副業としてがっつり稼ぎたい、フリーランスになりたいという方はプログラミングがおすすめです。ただ、他の副業より自力で学習するには難易度が高いため、プログラミングスクールを活用すると早くスキルを習得できます。ある程度貯金に余裕があれば、スクールに通うことが一番手っ取り早いです。

まとめ

以上、二つの制度とおすすめする副業について紹介しました。ただ、何度も言ってしてまってくどいと思いますが、休職中は休職中は心身の回復が一番優先です。無理して副業を始める必要はないし、症状が悪化してしまうと意味がないため、暇つぶし、気晴らし程度で始めてみてください。

「症状がある程度回復した」「時間を持て余してる」そして「お金の不安がある」のであれば実際にやってみることをお勧めします。自分の「症状」や「寂しさ」の不安は正直どうすることもできないことが多いですが、「お金の不安」については稼いでしまえば解消することが出来ます。

ある程度勉強してみて、稼げそうだなという知識が身に着くだけで「お金の不安」なくなりますので、ぜひ副業にチャレンジしてみてください。

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