こんにちは!休職者向け心理カウンセラーのいとまです。
現代社会において、私たちは様々なストレスや負担を抱えて生活しています。仕事や家事、社会的なプレッシャーなど、日常の中で疲れがたまりがちです。しかし、心身の健康を保つためには適切な休息が不可欠です。本記事では、心が疲れない「正しい」休み方について、ご紹介します。
心地よいリフレッシュを得て、充実した生活を送っていきましょう。
目次
①感情ラベリングでモヤモヤを捨てる
心身の疲れは、感情のコントロールが難しいときに特に増幅されがちです。まずは感情ラベリングという方法を取り入れてみましょう。これは自分の感情を言葉にすることで、感情の抑制がスムーズになるという効果があります。具体的には、「イライラしている」とか「不安を感じている」といった具体的な言葉で自分の感情を表現します。それによって、感情が自分の中で整理され、モヤモヤした気持ちが少しずつ解消されていきます。
【モンキーマインド解消法】をご紹介!
①捨てる
・思考に名前をつけて「これは何度も考えた」という事実に気づく
・思考がまた浮かんできたら「もう十分」と頭の外に送り出すイメージを持つ
②例外はあるか考える
・浮かんでくる思考に当てはまらないケースはあるか考える
・例外を考える前に前提の条件は同じにする
③自分ではない思考で考えてみる
・自分が尊敬する人ならどう考える?
・歴史上の偉人ならどう考える?
・“雑念“と“雑念を抱く自分“は同一ではないと気づく
④正しいこと,間違っていることで判断しない
・判断しない(ノンジャッジメント)を意識する
・“今ここ“を意識す
⑤原因を探ってみる
・自分の根っこの願望や欲がなんなのか考え出す
・声に出したり,書き出したりして思考を整理する
・マインドマップを活用する(ネットで無料で使える。無料だと一日の使用回数に限りがあったりする)
②刺激の少ない環境をつくる
日々の生活では、様々な刺激にさらされることが多いですが、刺激が過剰だと脳が疲れてしまうことがあります。刺激の少ない環境に身を置くことで、脳のリフレッシュが図れます。意識的にぼーっとする時間を作ることや、情報に触れない時間を設けることが大切です。スマートフォンを手放す時間や、自然を眺める時間を持つことで、脳にゆとりを与えることができます。
③限界になる前に休む
限界まで頑張ることは、メンタルや身体に負担をかけることにつながります。メンタルの健康を保つためには、限界になる前に休むことが大切です。メンタルは限界を超えてもすぐに回復するものではなく、壊れてしまった場合の回復には時間がかかることもあります。メンタルの不調を感じたら、無理をせずに休むことが必要です。長期的な視点で考えれば、休むことで結果的に生産性や健康にプラスになることを理解しましょう。
【限界のサイン】
限界のサインは、精神的には気分が落ち込んだり、やる気が出ないなど思考全体にブレーキがかかるような状態が現れます。また、身体の症状としては、睡眠障害、食欲低下や倦怠感、肩こり、頭痛などの身体症状、自律神経症状などがあります。
上記の5項目のうち、当てはまるものをチェックしてみましょう。2つ以上該当していて、それが2週間以上、ほとんど毎日続いていたり、日常生活に支障があったりする場合には限界の可能性があります。心配な場合には精神科や心療内科を受診してみましょう。
④寝る前の1時間を睡眠に投資する
睡眠は心身の回復にとって欠かせない要素です。特に寝る前の1時間を睡眠に投資することで、より質の高い睡眠を得ることができます。スマートフォンを避けることでブルーライトの影響を受けず、睡眠の質を向上させましょう。また、寝る90分前にお風呂に入ることで、リラックス効果を高めることも可能です。これらの方法を取り入れることで、心地よい睡眠を得ることができ、心が疲れにくい状態を維持することができます。
入浴時、温水と冷水を浴びる「温冷浴」がおすすめです.
温冷浴は血行を良くすると同時に,自律神経を整えます.
自律神経の乱れは病気の大きな原因の一つです.
まとめ
心が疲れない「正しい」休み方を理解することで、より充実した日々を送ることができるでしょう。感情ラベリングや刺激の少ない環境作り、限界になる前に休むこと、そして睡眠への投資を重視することが、心身の健康を保つポイントとなります。心の疲れを感じたら、適切な休息を取り入れて、自分自身を大切にしてください。この「正しい」休み方を実践することで、より充実した人生を送ることができることでしょう。
本日は読んでいただきありがとうございました。仕事なども大事かもしれませんが、心や身体はそれ以上に大切です。もし限界がきていると感じたら何不利構わず休まれてください。